行政書士試験合格までの勉強時間と学習期間を現役行政書士が解説してみました。

今回、初めて行政書士試験についてBlogを書きます。

これまでは業務に関する記事ばかり書いてきましたが、私が合格した行政書士試験からもうすぐ10年が経過しようとしている今、

自分自身が初心に帰るためにも、過去を思い出し少しずつ書いてみようと思います。

もうすぐ2021年行政書士試験。

これから受験される方にとって、本試験までの数週間は精神的にも体力的にもとても辛く厳しい時期です。

しかし、これを乗り越えれば明るい未来が待っています。

 

私の受験記録は、

1年目の受験では90点/300点で余裕の不合格。

2年目は起死回生の236点/300点で余裕の合格。

 

そんな行政書士受験時代を送った私が、少しでも受験生に自信と勇気を持ってもらいたい。

そう思い初めて書いてみました。

是非、行政書士を目指す受験生にとって有益な情報となれば幸いです。

 

目次

行政書士試験の難題度は?

2020年の試験では受験者数54,847人に対して、合格者数は4,470名。

合格率は「10.7%」です。

最難関国家資格である司法試験、公認会計士試験の合格率はどうでしょう?

司法試験「30%」、公認会計士「10.8%

 

これを見て皆さんはどう思われますか?

「合格率ほぼ変わらないじゃん!行政書士試験ってそんなに難しい試験なの・・・?」と思われた方もいるかもしれませんが、

これは、合っているようで合っていません。

なぜなら受験者のバックボーンが全く異なるからです。

司法試験や公認会計士試験を受験される方は、大学・予備校等で数年かけて毎日8時間以上勉強をしている勉強のエキスパート集団です。

それに比べて行政書士試験を目指されている方は「法律初学者」が多く、勉強時間も上記国家資格とは大きくかけ離れてたものです。

 

行政書士試験は法律初学者が「10人受けて1人」は合格する試験です。

そのため、決して臆することはなく、「正しい勉強法×勉強時間」を守れば合格する確率は非常に高いものとなります。

「自分は勉強できないから・・・」

「年齢的に覚えが悪くなって・・・」

大丈夫です。

一般的な普通の高校を卒業し、大学にも行っていない平凡な私でも合格できた試験だからです。

「何かを始めるのに遅すぎるということは絶対にないんだ。by川藤幸一」

是非、これから行政書士を目指す方には勇気をもってチャレンジしてもらいたいです。

 

行政書士試験合格までの勉強時間と学習期間は?

勉強時間について

一般的には600時間と言われていますが、これはどうなんでしょうか?

一日平均1.64時間で合格・・・?

私見で言うと、法律初学者の私にはできませんでした。

私が当時合格した年の学習時間は、一日3時間は勉強していました。年間約1000時間。

これ位は必要なのかなと思います。

1日3時間確保って社会人の方にとっては、なかなか難しいものだと思います。

 

学習期間について

私は合格まで2年かかりました。

1年目は宅建試験に合格し、余裕の記念受験で当然不合格。1日1時間も勉強していなかったと思います。

2年目はスイッチを入れ直し、予備校のカリキュラムを逆算して1年間の勉強スケジュールを作成し、1日3時間の勉強。

本気で受かりたいからこそ、自分を追い込み、毎日しんどくて早くこの暗闇から抜け出したいと思っていました。

ぐっすり眠れた日なんてありませんでした。

そんな本気の1年間を過ごしてきた経験があるからこそ、これから受験する方の気持ちが痛い程分かります。

でも、これまで頑張って勉強を継続した方であれば、合格するだけの能力・知識は絶対にあるはずです。

あとは本試験のマークシートに置いてくるだけです。

本試験まであと少し・・・最後まで走り抜けてください。

皆様の合格を心より願っております。